2018年1月3日水曜日

Happy New Year!



明けましておめでとうございます。

2017年は、変化の年でした。
私は、少しずつばら撒いていた種が実り、修復業に限らず色んなジャンルの仕事に関わることになりました。
モモは、芸術方面での活躍は勿論ですが、学業の方でも飛躍を遂げました。
恥ずかしがり屋のきりんは、照れながらも上級生とステージでダンスを披露できるまでに。
シャチは、大きくなったら恐竜の歯を見つけ、それを絶対になくならないようにポケットに入れておくそうです。ズッコける内容ですが、自分の考えを発言できるまでに。

世の情勢や我々の生活も、この先ますます変化に富んで行くのでしょう。
正直複雑な気持ちです。


2018年は時代の流れに逆らって、「ゆとり」の一年を目指すつもりです。
皆様も「ええ加減」な一年を楽しんでください。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2013年4月29日月曜日

洗濯おばさんプロテスト

4月25日。
ポルトガルの革命記念日。

きっとリスボンでは小規模なデモが行われている事でしょう。
私は、今回もそれには不参加ですが、代わりといっては何ですが、Torres Vedras で反政府/自由派/表現者グループに加わってきました。
反政府と言っても、全く過激な物ではなく、むしろ後者二つの呼び名の方がふさわしいかしら?!
広場に着くなり、早々と草の上に毛布を広げ、暖かい休日を楽しみに来たって感じ。
まぁ、のんびりしていること。

私は、唯一忙しく動き回っていた友達を手伝い、広場まわりに黒い服を吊るしました。
穏やかではあるけれど、一応メッセージ性のあるインスタレーションアートです。

私たちは、「もっと良い世の中にせねば」「今の政権では全然ダメだぁ」「これが少しでも人々の関心を惹けば」「この場所がホテルの駐車場にならないといいな」「公園の木を切らないで」等、それぞれ訴える気持ちは様々だけど、質問してくる人々に、永遠と説明するのも面倒臭く、結局「Liberdade(自由)」と言って済ませてました。ハハハ。

もっとビジュアル的と言うか、感覚的に受け止めてくれればいいのに。
それこそ「うわっ!衣替えだ。随分冬服干してるわね〜」とかでも良いと思う。
やっと暖かい季節がやってきたのだもの、心を開放させて。そういう意味では、Liberdade という説明で良かったのかも。
でも通りすがりの人々のマインドに何か思い起こさせるだけで、今回の表現方法は成功と言える。


私は、午前中に "干し物" して帰ったのですが、夕方から音楽演奏したり、演劇をやったりと、楽しく、和みの空間になったそうです。
つくづくポルトガル人って平和だわぁ〜、って思いません?!



2013年4月9日火曜日

Nossa Senhora de Nazaré


ついでに、こちらは Nossa Senhora de Nazaré (ナザレの聖母マリア)17年サイクルでマフラ市を巡礼しているマリア様で、我々の町の教会には、2011年から2012年に保管されていました。この時、町で行われた祭りは、盛大で、写真のように闘牛場まで設置されたのです。
こういう物をいとも簡単に建てられちゃう土地があり放題ってのが、面白いですよね〜。


もしも興味があれば、この町に遊びに来て下さい。
なーーーんにもありませんが!

 
真ん中がマリア様。このおっさん達の大げさな格好がおかしい。

 
ポルトガルの兵隊は、乗馬が上手。

 
昔は、こんなだったのね。

Festa dos Merendeiros

4月7日(日曜日)
我がDistrito(町とでもいいましょうか?)Santo Isidoro の宗教イベントにちょっと寄ってみました。

4月4日は、我々の町の守護神である聖イジドロの日です。それにちなんで、毎年その週末は、大きなミサと参加者全員にパンが配られると言う、伝統的行事が行われるのです。

簡単に由来を説明します。
大昔、この地域に干ばつが続き、農作民たちは守護神である聖イジドロに祈ります。
豊作になれば、次の年の聖の日にお祭りをし、そこへ来た全員にパンを配ろうと誓います。
奇跡が起き・・・?! 
その風習が今でも続いています。1700年からですから、かなりのもんですね。



実は、時期を同じくして、この地域に Imagem peregrina de Nossa Senhora de Fatima (ファティマの聖母マリアの巡礼の像)が来てました。この像は、世界を巡っているそうです。









あれ?マリア様って日本人だったっけ?
 


April 4th is the day of St. Isidore who is the patron Saint of this district. On the Sunday of this week, there is a big mass and a local bread is distributed to anyone who shows up at the event.

The origin of this event started back in 1700.
There was a big drought in the area. The local farmers got together and promised the Patron Saint of St. Isidore that if they are able to harvest well, they would make a big party on his day and give bread to all those who showed up.
Miracle or not (?!) it became a prosperous year and the custom still remains today.

By chance, we also got to see the "Imagem peregrina de Nossa Senhora de Fatima (The pilgrimage statue of Our Lady of Fatima)". This statue seems to be going around the world and it just stayed in the church of St. Isidore this Sunday to be celebrated together with the local event.
This busy woman has been traveling too much that she no longer looks western! (see pic)


行ったら丁度ミサの最中だったの。この顔・・・。It was during mass when we got there...



2013年2月19日火曜日

ポルトガル土地の価値




数週間前の新聞記事。
ヨーロッパ物件コストランキング!

内容は、1平方メートルの単価をランキングしたもの。
何気なく目を通してみると、な、なんとポルトガルは(安い方から)4番目!

偏見になるが、セルビア、ウクライナ、キプロス、ハンガリー、スロバニア・・・の国よりも安いのだ。
ポルトガルよりも安い国は、モルドバ、ブルガリア、マケドニア・・・のみ。


先日、友人との会話。
ポルトガルは土地(更地)が安いので、簡単に借りて、それを耕して、土地から養分を取りきった5年後とかにその土地をほっぽって別の土地に借り換える。
使えない土地ばかり増えてるのよ〜、と丁度話したばかり。



うちの下の方にある土地が空いたよ〜、と隣人が教えてくれ、値段を聞いてみると、100ユーロとの事。「ちょっと高いからなぁ。」という隣人に相づちうっていると、いやいや、なんと年間コスト!
いっちょやってみるか!と別の隣人とこへ土地主の連絡先をもらいに行くと、その隣人までも「高いから、値切りなさいよ!」と念を押す。

確かに、釜振りかざしながら、道なき場所を歩いてたどり着く土地よ。
水道も電気も通ってないけど、一年で100ユーロったら、月々約8ユーロでしょ。
安っ!


もしかして、ポルトガル全ての土地を売っても国の借金返済にならなかったりして!
ポルトガル大丈夫か?



2013年1月23日水曜日

オレンジアラート


土曜日の嵐は、オレンジ警報が出ていたのをご存知でしょうか?
今でも3万世帯程が電気がなく、また水道が使えない地域もあります。

私たちの地域で一番被害を受けたのがシントラ森林です。
過去50年間で、最高の自然災害だったそうです。

実は私、現在Castelo dos Mourosで作業しています。
そう、シントラのムーアの遺跡です。

月曜日、シントラ森林は全ての道がふさがれ、立ち入り出来ないとニュースでやっていたけど、仕事チームのチーフから連絡が入らなかったので、取りあえず行ってみる事にしました。
あらら・・・。想像以上にすごい状況でした。電柱、木々は倒れ、あのシントラの巨大な石まで落ちてるところも!
一応、仕事場までは行けたのですが、同じ場所で工事している連中や、シントラの従業員が一人もいません。
この日は、風もなく、森は静まり返っており、なおさら不気味な雰囲気に。
幸い、私が入っている教会(・・・と言っても、これも遺跡ですが)のまわりは、危険ではなさそうだったので、普通に作業を始めたのですが、後ほど、どの労働者も本日は家で待機するように注意を受けていたそうです。なんと、報告を受けていなかったのは、私たちだけ!! いかにもポルトガルスタイルでしょ。
なお、徒歩で登ってくる旅行者までチラホラ現れ、私たちが状況を忠告してあげる始末。きっと緊急プランがないのでしょうね。




今回の災害で、一番ダメージを受けたのが、シャレー(Chalet da Condessa d'Edla)です。まわりの木がドミノ倒しになり、そのうちの一本が(チケット)小屋に倒れたようです。
ペナ宮殿は、庭はめちゃくちゃみたいですが、建物は高台にあるるので難を逃れた模様。
ムーアの遺跡の城壁は、この長い年月をも持ちこたえて来ただけの事はあります。今回の強風の中でもびくともしませんでした。
良かった、良かった・・・。これからぶら下がって作業をせねばならない箇所も出てきます。壁がモロかったら、それこそ生命の危機ですもの!

さぁーて、今日も強風でしたが、明日には仕事のコンディションが整うのでしょうか。それともまた窓の外の天気を眺め、テレビのニュースとのにらめっこの一日になるかしら?


<関連記事>
http://diariodigital.sapo.pt/news.asp?id_news=611454
http://www.noticiasgrandelisboa.com/2013/01/20/temporal-provoca-cenario-dantesco-na-serra-de-sintra/




2013年1月1日火曜日

Snake Year 2013


The 'Snake' symbolizes transformation.
Shedding old skin and being born again.
We hope that in the beginning of this new year,
we can all let go of what we don't need and
have a fresh start into the coming future.
Happy 2013!

私たちの元旦は、二日酔いで始まり、蛇が地面を這うように、
ネットリと過ぎてしまいました。
今年は、一皮脱ぎ、生れ変わった気持ちで
新たな未来を切り開いて行きたいと願っております。
どうぞ、今年もよろしくお願い致します。
2013年は、お互いに良い年でありますように。


Guillermo de Llera, Megumi Ota,
Kirin Lyra (5yrs), Zayin Shachi (2yrs)